米ファラデー・フューチャー、新「FX」ブランドの電動ミニバンを披露

ファラデー・フューチャーの新ブランド「FX」の開発者共創イベントで電動ミニバンプロトタイプ披露
ファラデー・フューチャーの新ブランド「FX」の開発者共創イベントで電動ミニバンプロトタイプ披露全 1 枚

米国のEVメーカーのファラデー・フューチャーは、新ブランド「FX」の開発者共創イベントをロサンゼルス本社で初めて開催。2025年6月に一般公開予定の『FXスーパーワン』の先行体験も行われた。

このイベントは、FX開発者共創プログラムの公式デビューを飾るもので、参加者はプロトタイプ車両の試乗や製品体験、デザイン、革新的アイデアについてフィードバックを提供する機会を得た。

FXブランドは、2025年末に予定される初のモデル発売に向けて、今後も定期的に体験型イベントを開催する予定だ。来週からは外部の開発者や革新者、未来を形作る人々を歓迎する「ファラデーX外部開発者共創プログラム」を正式に開始する。

FXは現在、3つのモデルを計画している。人工知能搭載のMPV「スーパーワン」、「FX 5」、「FX 6」だ。これらは2万~8万ドルの価格帯をターゲットとしており、大衆市場セグメントを狙う。最初のFXモデルは2025年末に生産ラインから出荷される予定だ。

ファラデー・フューチャーの主力モデル「FF 91 2.0」は高級、革新、性能の象徴だが、新たなFX戦略では、FF 91 2.0と同様の最先端の高級技術を搭載しつつ、より幅広い市場向けに中低価格帯の量産モデルを導入することを目指している。

今回のイベントでは、2025年6月に一般公開予定の「FXスーパーワン」の先行体験も実施。また、最近ロサンゼルスに到着した2台の「FX 6」プロトタイプ車両は、先進運転支援システム(ADAS)に焦点を当てたテストと検証を進めている。

ファラデー・フューチャーは2014年に設立された企業で、ユーザー中心、技術重視、スマートな運転体験を通じて自動車産業に変革をもたらすことをミッションとしている。FXブランドの展開により、高級EVから大衆市場向けモデルまで、幅広い顧客層をカバーする戦略を推進している。

《森脇稔》

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