デンソーは、愛知県岡崎市と連携し、同市内の公共施設に固体酸化物形燃料電池(SOFC)を設置する実証試験を開始した。この取り組みは、2024年8月1日に両者が締結した「カーボンニュートラルと水素社会の実現に向けた連携協定」に基づくもの。デンソーが開発したSOFCは、自動車用部品開発で培った技術を活用し、世界最高水準となる65%の発電効率を実現している。今回の実証試験では、このSOFCの実用性や信頼性を検証しながら、さらなる改良点を探っていく。