ジャガー・ランドローバー・ジャパン(JLR)は4月22日、レンジローバー『イヴォーク』などについてオイル漏れを起こすことがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2022年12月~2024年7月に製造されたレンジローバー・イヴォーク、ジャガー『F-ペース』など5車種、合計562台。
ターボチャージャーのオイル配管について、固定方法が不適切だった為、急加速などの際に配管内部の潤滑油の圧力が高くなり、オイルシールに応力が集中することがある。そのため、オイルシールが劣化することでエンジンオイルが漏れ、最悪の場合漏れたオイルがエンジン高温部に掛かることで火災につながる恐れがあるという。
ジャガー・ランドローバー・ジャパンはこれに対し、対象車両の使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車両のオイル配管に対策品の固定クランプを追加すると共に、オイルシールを新品へと交換する。
これまでにこの件に係る不具合や事故は報告されていない。