2トーンの塗装をわずか6分で、『ルノー4』生産に革新的技術「ジェットプリントペイント」投入

ルノー『4 E-Techエレクトリック』の生産に革新的な2トーン塗装技術「ジェットプリントペイント」導入
ルノー『4 E-Techエレクトリック』の生産に革新的な2トーン塗装技術「ジェットプリントペイント」導入全 5 枚

ルノーは新型EVの『4 E-Techエレクトリック』の生産において、革新的な2トーン塗装技術「ジェットプリントペイント」を導入したと発表した。

従来の2トーン塗装は、車体を2度塗装工程に戻す必要があり、準備に数時間を要していた。しかし、ジェットプリントペイント技術では、2台のロボットが屋根とボンネットの2トーン塗装を6分で完了する。これにより、塗装工程が大幅に簡略化された。

この技術革新により、ルノー4 E-Techエレクトロニックは独自の方法でカスタマイズが可能になり、キャンバスルーフの有無に関わらず、その特別な地位をさらに強調できるという。

ルノー『4 E-Techエレクトリック』の生産に革新的な2トーン塗装技術「ジェットプリントペイント」導入ルノー『4 E-Techエレクトリック』の生産に革新的な2トーン塗装技術「ジェットプリントペイント」導入

ジェットプリントペイント技術は、印刷業界からインスピレーションを得たものだ。1~50mmの幅の塗料ジェットを、圧力と重力の力で車体に吹き付ける。この方法は非常に高い精度を実現し、2トーン塗装に最適という。

新技術の導入により、環境面でも大きな改善が見られた。最終的なオーブン乾燥工程が不要になったため、年間1.7GWhの電力を節約できる。これは350世帯の年間消費量に相当し、331トンのCO2排出削減につながる。

ルノーはジェットプリントペイントを将来、2トーン塗装だけでなく、ビジネス向け車両の特注塗装や、個人客向けの高度にカスタマイズされた仕上げなどに応用していくという。

ルノー4 E-Techエレクトリックルノー4 E-Techエレクトリック

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る