コンチネンタルが、創業以来150年を超える歴史の中で最大規模の変革に乗り出す。同社のニコライ・ゼッツァーCEOは、年次株主総会で「変化はアイデンティティの一部だ」と述べ、大胆な改革への決意を示した。
この変革計画によると、コンチネンタルは現在の3つのグループ部門を独立させる。具体的には、2025年9月に自動車部門を「Aumovio」として分社化し、2026年には素材ソリューションを専門とするコンチテック部門を独立させる。そして、タイヤ部門がコンチネンタルAGとして世界のタイヤビジネスに特化する。
ゼッツァーCEOは「3つの強力で独立したチャンピオンを生み出す」と説明し、各部門がすでに独自の強みを持ち、競争力を発揮していると強調した。この再編により、各部門が個々の強みを活かし、市場での地位を強化することが期待される。