スズキの鈴木修前相談役が、インド政府より国家勲章「パドマ・ビブシャン」を受章した。「パドマ・ビブシャン」は、インド政府が様々な分野で卓越した貢献をした民間人に贈る最高位から2番目の勲章だ。
鈴木氏は、通商と産業の分野での顕著な貢献、特に自動車産業で日印の関係強化に尽力した功績が認められ、今回の受章に至った。なお、鈴木氏は2007年にも民間人に贈る最高位から3番目の勲章「パドマ・ブーシャン」を受章している。
4月28日、インド・ニューデリーのラシュトラパティ・バワン(大統領官邸)において叙勲伝達式が執り行われ、ドロワパディー・ムルム大統領より代表取締役社長の鈴木俊宏氏が代理で勲章を受け取った。

スズキは、インドの子会社マルチ・スズキ・インディア社にて、2024年に四輪車の累計生産3000万台、年間生産200万台を達成した。また、1986年に開始したインドからの四輪車輸出も累計300万台を超えている。
スズキ代表取締役社長の鈴木俊宏氏は、「この勲章は、スズキ並びにインドで働く従業員、そして取引先の協力があってこそ」とコメントし、「これからもインドの発展に貢献するとともに、インドで愛される持続可能なモビリティソリューションを提供していく」と述べた。