日産が北九州市のLFPバッテリー新工場建設を断念

・日産自動車が福岡県北九州市のLFPバッテリー新工場建設計画を断念

・投資効果の慎重な検討の結果、業績回復のための選択肢として決断

・今年1月に締結した立地協定は白紙に、予定されていた約500名の雇用創出も消滅

日産 リーフ 新型
日産 リーフ 新型全 3 枚

日産自動車は5月9日、福岡県北九州市に建設予定だったLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーの新工場について、建設を断念すると発表した。

同社は現在、業績回復をめざすターンアラウンド施策を実行中であり、あらゆる選択肢を検討している。LFPバッテリーについては「投資効果について慎重に検討を重ねた」結果、新工場建設の中止を決定したという。

日産自動車、福岡県、北九州市の3者は2025年1月22日、北九州市若松区響灘エリアにおけるLFPバッテリー工場建設に関する立地協定を締結していた。この協定によりプロジェクトは正式に始動し、地域経済の活性化や雇用創出に寄与することが期待されていた。


《レスポンス編集部》

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  3. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  4. 自動車業界の“夢と現実” 日産、今期2750億円営業赤字見通し、トヨタは42車種128万台リコール[新聞ウォッチ]
  5. スバル製スーパーカー登場!「パフォーマンスE STIコンセプト」に盛り込まれた新技術と、伝統への敬意…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る