メルセデスAMG、自動車部品を使った家具を発表…ライトとウインカー付きソファも

「ヘッドライトカウチ」は、AMG仕様のヘッドライトとウインカーを組み込んだソファ
「ヘッドライトカウチ」は、AMG仕様のヘッドライトとウインカーを組み込んだソファ全 4 枚

メルセデスAMGは、米国のアーティスト集団MSCHFとのコラボレーションにより、自動車部品を活用した斬新な家具コレクション「Not for Automotive Use(自動車用ではない)」を発表した。

このコレクションは5月15日から17日まで米国で開催されたNYCxデザインフェスティバルで初公開された。

MSCHFは、ファッション、文化、ライブパフォーマンス、電子機器、アプリなど多様な分野で注目を集める作品で知られるアーティスト集団だ。最近では「Big Red Boots」が話題となり、瞬く間に完売した実績を持つ。

今回のコラボレーションでは、メルセデスAMGの本物の自動車部品を独創的な家具へと変貌させている。AMGの精密な工学技術とMSCHFの特徴的なレディメイド手法を融合させ、日常的なオブジェをアートへと昇華させる試みだ。

このコンセプトコレクションは、1960年代のイタリアのラディカルデザイン反文化運動にオマージュを捧げている。MSCHFは形状と素材を実験的に扱い、高性能マシンであるメルセデスAMGのパフォーマンスモデルを、フロアランプや人間工学に基づいた椅子などの日用品に再構築した。

コレクションのひとつが、「シートベルトシェルフ」で、AMGの赤と黄色のシートベルトで安定させた棚となる。「シートベルトラック」は、ハンガーを収納できるスロット付きの棚

だ。「ヘッドレストチェア」は、AMGヘッドレスト3つを使用した作業椅子となる。

また、「シートベルトライト」は、シートベルトのバックル操作で点灯・消灯するLEDライト。「グリルグリル」は、AMGラジエーターグリルの形状を取り入れた炭火グリルだ。「ヘッドライトカウチ」は、AMG仕様のヘッドライトとウインカーを組み込んだソファとなる。

これらの家具は非常に限定的な受注生産となる。世界初公開に際し、MSCHFは謎に包まれていたブルックリンのグリーンポイントにあるスタジオを初めて一般公開している。

このコラボレーションは、メルセデスAMGの精密工学とMSCHFの芸術的視点が融合した、自動車部品の新たな可能性を示す革新的なプロジェクトとなっている。

《森脇稔》

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