BYDオートジャパンは5月12日、5ドアコンパクトEVの『ドルフィン』のシートベルトプリテンショナーについて、衝突時に機能しない恐れがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2023年8月~24年4月に輸入された2型式713台。
シートベルトプリテンショナーの配線の固定において、使用されるクリップが誤っている場合がある。そのため、走行中の振動によってコネクタが摩耗、接触不良を起こし、警告灯が点灯。最悪の場合、衝突時にプリテンショナーが作動しない恐れがあるという。
これに対しBYDは、対象車両の使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車両の当該配線を新品に交換、固定クリップを良品へと交換する。
現在までにこの現象による不具合が24件報告されているが、さいわいにして事故は報告されていない。