佐川急便を擁するSGホールディングスは、子会社のSG HOLDINGS GLOBAL PTE. LTDを通じて、台湾に拠点を置くMorrison Express Worldwide Corporation(以下「Morrison社」)の全株式を取得した。
SGホールディングスは、2030年に向けて「Grow the new Story. 新しい物流で、新しい社会を、共に育む。」というSGHビジョン2030を掲げている。2025年4月からは中期経営計画「SGH Story 2027」をスタートし、「トータルロジスティクスの高度化とグローバル物流の基盤拡大」を基本方針として重点戦略に取り組んでいる。
グローバル物流においては、SGグループのExpolanka Holdingsがアパレル・日用雑貨の海上フレイトフォワーディングに強みを持っている。一方、Morrison社は電子部品・半導体の航空フレイトフォワーディング事業に強みがある。両社の強みを掛け合わせることで、新規顧客の獲得、海上・航空それぞれのノウハウを生かした調達、事業展開エリアの拡大などのシナジー創出が期待できることから、Morrison社の株式の取得を決定した。