VWグループ、高速データ転送技術「PCIe」を最新自動車アーキテクチャに導入

VWグループのCARIADが高速データ転送技術「PCIe」を最新自動車アーキテクチャに導入
VWグループのCARIADが高速データ転送技術「PCIe」を最新自動車アーキテクチャに導入全 1 枚

フォルクスワーゲングループのソフトウェア開発部門のCARIADは、高速データ転送技術「PCIe」を最新の自動車アーキテクチャに導入すると発表した。

自動車のアーキテクチャは急速に進化している。過去10年間、複数の制御ユニットを機能ドメインごとに配置する「ドメイン指向アーキテクチャ」が主流だった。これらのドメインには先進運転支援システム(ADAS)、インフォテインメント、車両制御、接続性などが含まれる。車載ハードウェアとソフトウェアの進歩により、各ドメインの性能は大幅に向上している。

例えば、カメラ、ライダー、レーダーなどの高性能センサーを搭載した最先端ADASシステムの開発は、CARIADのコンピュータープラットフォームの性能要件を押し上げている。ADASと自動運転(AD)システムの高い計算能力とデータ転送要求に対応するため、自動車業界はより集中型の計算能力へと移行しており、コンポーネントの相互接続やデータ転送の新しい方法が求められている。

歴史的に、車両アーキテクチャはLIN、CAN、FlexRay、そして最近ではオートモーティブイーサネットなどの業界固有のバスシステムで接続されたコントローラーに依存してきた。しかし、これらの多様なバスシステムの集合体は、局所的な性能が低い高度に分散した計算環境をもたらした。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  2. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  3. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る