中国の大手自動車メーカーの東風汽車集団と通信機器大手の華為(ファーウェイ)が全面的な戦略協力の深化に関する協定を締結した。湖北省武漢市で行われた調印式には、湖北省委書記の王忠林氏や東風汽車の楊青董事長、華為の徐直軍輪番董事長らが出席した。
両社は自動車の知能化、企業のデジタル化・スマート化アップグレード、エコシステム共同構築などの分野で包括的な協力を展開する。具体的には、インテリジェント運転支援システム、スマートコックピット、スマート車両制御、スマートネットワーク、電動部品などの核心領域で深い協力関係を構築する。
王忠林書記は「長期にわたり東風汽車と華為は湖北省への投資を拡大し、科学技術イノベーションと産業転換を強力に推進してきた」と述べ、両社の協力が湖北省の経済社会の高品質な発展に重要な貢献をしていると評価した。また、湖北省は「中部地区の重要な戦略的拠点」として発展を加速させており、両社の協力が省内の自動車産業クラスター発展を後押しすることへの期待を表明した。