地方自治体向けスーパーアプリ「パブテク」やAI行政支援ツールを開発・運営するパブリックテクノロジーズは、6月より広島県江田島市の沖美地区を中心に、アプリで予約可能な「助け合い交通」の実証実験を開始する。
同プロジェクトは「無料の乗り合い交通」として実施され、住民間の相乗りを支援する同社初の取り組みとなる。地域に根付いた相乗り文化をデジタル化でサポートし、高齢者を中心に移動手段の拡充を目指す。
人口減少・高齢化が進む瀬戸内海の島しょ部である江田島市では、島内のマンパワーや人材に限りがあるため、以前から地域課題の解決に向け、市外の企業・人材との連携やデジタル技術の導入に積極的に取り組んできた。
近年は島内の路線バスの便数等も限られていることから、免許返納などにより自動車等の運転ができない移動困難者の移動手段の確保が大きな課題となっている。