アウディ、AI・ロボット技術で自動車製造のピッキング工程を革新

アウディスポーツが自動車製造におけるピッキング工程の未来を探る新たな取り組みを開始
アウディスポーツが自動車製造におけるピッキング工程の未来を探る新たな取り組みを開始全 2 枚

アウディスポーツは、フラウンホーファー・ハイルブロン研究イノベーションセンターと協力し、自動車製造におけるピッキング工程の未来を探る新たな取り組みを開始した。

ピッキング工程とは、組み立てラインに供給するため、「スーパーマーケット」と呼ばれるエリアから様々な物流コンテナから車両部品を選択・収集する手作業のプロセス。アウディスポーツのアレクサンダー・ミュラー物流責任者は「ベリンガーヘーフェでの少量生産は、このような目的に理想的だ。アウディ『e-tron GT』などを生産しており、これらの車両は高度なカスタマイゼーションが特徴で、多数の異なる部品が関わるため、ピッキング工程が特に複雑で困難になる」と説明している。

今回の研究プロジェクトの特徴は、事前のニーズ分析にある。作業員がピッキング作業を行う際、赤外線カメラで目の位置と動きを記録するスマートグラスを着用する。この視線追跡グラスは瞳孔径や視線方向などのデータを収集し、作業員がどこを見ているか、どの活動が最も精神的に負担が大きいかを把握できる。


《森脇稔》

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