ダイハツ工業が販売する軽スーパーハイトワゴン『タント』シリーズの国内累計販売台数が、2025年5月末時点で300万台を達成した。
タントは2003年の発売以来、スーパーハイト系という新ジャンルを開拓し、軽自動車で初めて「ミラクルオープンドア」(前席と後席の間に支柱がない大開口ドア)を採用した。子育て層からシニア層まで幅広い顧客に支持されている。

2019年7月に発売した現行の4代目モデルは、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を採用した第一弾モデルで、機能と性能が大幅に進化した。
2022年にはアウトドア志向の顧客ニーズに応えた「タント ファンクロス」を追加。さらに、大開口のミラクルオープンドアを活かした福祉車両「タント ウェルカムシートリフト」や「タント スローパー」なども展開している。

タントの主な歴史としては、2003年11月に初代モデルが発売され、2007年12月に2代目モデルでミラクルオープンドアを採用。2011年10月に国内累計販売100万台、2017年10月に200万台を達成した。2013年10月には3代目モデルでスマートアシストや外板樹脂パーツを拡大採用した。
今後もダイハツは「モノづくり」と「コトづくり」の両輪で、顧客の生活を豊かにするモビリティ社会の実現を目指す、としている。