新電元工業は、6月11日から12日にかけて、新宿住友ビル三角広場で開催される「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2025」にEV充電器および電装製品の最新ラインナップを出展する。
脱炭素化の動きが世界的に進む中、国内でも次世代モビリティの普及が加速している。新電元工業はEV充電インフラだけでなく、モビリティ搭載製品においても技術力を発揮し、モビリティ社会の発展に寄与してきた。
今回の展示では、150kWの高出力を30分間持続可能な「SDQC2F150」や、車いす利用者に配慮した設計で公共施設への導入実績が多い60kWモデル「SDQC2F60」、街の充電スポットに適した省スペースの50kWモデル「SDQC2F50」など、多彩なEV充電器を紹介する。また、6kWの普通充電器は“挿すだけ充電”で手軽に使え、通信中継器「GX1」と連携しOCPP対応決済サービスの拡張も可能だ。
さらに、10kW三相V2Xシステムの参考展示も行い、停電時でもEVから施設設備を活用できる技術を紹介する。二輪車向けには15年以上の実績を持つパワーコントロールユニットや500W DC/DCコンバータを展示し、高効率かつ安全な電力供給を実現。四輪車向けには1kW絶縁型DC/DCコンバータを提供し、小型モビリティに適した次世代電源ソリューションを提案する。
新電元工業は1949年創業のパワーエレクトロニクスメーカーで、家電製品のパワー半導体や自動車・バイクの車載電装品を主力とする。EV市場には早期から90kWや150kWクラスの充電器を提供し、最新EVの充電体験を向上させてきた。今後も多彩な充電サービスに対応し、企業のEV導入を支援していく方針だ。