BMWグループは、ドイツ・レーゲンスブルク工場の敷地内において、新車の完全自動運転システム(AFW)を導入したと発表した。2022年からディンゴルフィングとライプツィヒ工場で試験運用していた同技術を、今年初めからレーゲンスブルク工場でも本格稼働させている。
今回の導入で注目すべきは、工場内だけでなく屋外エリアでも自動運転を実現した点だ。完成した新車は運転手なしで製造ラインから積み込みエリアまで、屋外の広いトレーラーヤードを通って自動走行する。
システムには車両搭載センサーではなく、走行ルート沿いに設置された外部センサー技術を使用している。LIDARセンサーが工場環境全体と車両、障害物を捉えてデジタルモデルに変換し、モーション プランニング ソフトウェアがクラウド アーキテクチャを活用してリアルタイムで車両を制御する。
