伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始

ACコブラ GTロードスター
ACコブラ GTロードスター全 3 枚

英国の自動車メーカーのACカーズは、新型『ACコブラ GTロードスター』の量産を開始した。6年以上の開発期間と投資を経て、最初の車両が生産センターから出荷された。

1901年創業の同社にとって、この新型車の完成は重要な節目となる。小規模スポーツカーメーカーが直面する困難な状況にもかかわらず、ACカーズは着実に生産体制を整え、顧客への納車に向けて前進してきた。

ACコブラ GTロードスターは、オープントップカーとして一から設計された高度な構造を持つ。独自のアルミニウムスペースフレームシャシーに、フルカーボンファイバーボディ、そして5.0リットルV8エンジンを搭載している。これらの技術により、極めて軽量でありながら優れたねじり剛性を実現した。

ACコブラ GTロードスターACコブラ GTロードスター

最初に納車される車両は「エディション63」と呼ばれる特別仕様車だ。これは1963年のル・マン24時間レースでACコブラがクラス優勝を果たしたことを記念したもので、独特のACブルーカラーで仕上げられている。

ACカーズは数年間にわたる数百万ユーロの投資を行い、美しさと実用性を兼ね備えたユニークなスポーツカーの生産に取り組んできた。ロードスターに加えて、『ACコブラ GTクーペ』も開発中で、1964年のル・マンレースカー「A98クーペ」からインスピレーションを得たデザインとなっている。

新型ACコブラ GTシリーズは、左右両ハンドルに対応し、現代の安全機能も装備している。オリジナルのACコブラよりも大幅に大型化され、50年間の設計進化を取り入れた。現代的な人間工学に基づく設計により、高身長のドライバーでも快適に運転できる。世界中の顧客に向けて、限定生産による特別な走行体験を提供していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. ソニー・ホンダを提訴、米カリフォルニア州ディーラー団体「EV直販は違法」[新聞ウォッチ]
  3. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  4. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  5. 「スピーカー交換」も良し、「アンプDSPの追加」も良し。でも!?[初めてのカーオーディオ“とっておき”をプロが提案]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る