ホンダが初の再使用型ロケット実験に成功、高度270mまで上昇して着陸…2029年に宇宙めざす

ホンダの再使用型ロケット実験機の離着陸実験の様子
ホンダの再使用型ロケット実験機の離着陸実験の様子全 7 枚

ホンダの研究開発子会社の本田技術研究所は17日、自社開発の再使用型ロケット実験機を用いて、同社初となる高度300mまでの離着陸実験に成功したと発表した。

実験は北海道広尾郡大樹町のホンダ専用実験設備で実施された。全長6.3m、直径85cm、重量900kg(乾燥時)の実験機を使用し、目標とした機体の離着陸挙動の作動を実現した。到達高度は271.4m、着地位置の目標との誤差は37cm、飛行時間は56.6秒だった。

再使用型ロケット(RLV)は、使い捨てが主流の従来ロケットとは異なり、同一機体での短時間での繰り返し運用が可能なロケットだ。垂直姿勢で打ち上げられた後、高度数百km程度まで到達し、垂直姿勢を保ったまま着陸する。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  5. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る