復活の『コブラ』販売へ、英ACカーズが米国市場に本格参入

ACコブラ GTロードスター
ACコブラ GTロードスター全 3 枚

英国の老舗自動車メーカーのACカーズは、米国法人「ACカーズアメリカ」の設立を正式に発表した。フロリダ州ウェストパームビーチに本社を置く同法人の設立は、英国で最も象徴的な自動車ブランドの一つが米国市場に本格参入する歴史的な転換点になるという。

ACコブラ GTロードスター

ACカーズアメリカの代表には、25年以上にわたって多様な事業分野で活躍してきたキューバ系アメリカ人起業家のジェレミー・スタイン氏が就任した。複数の企業を設立・拡大・売却してきた実績を持つスタイン氏は、戦略立案、事業運営、市場開発に深い専門知識を有している。

スタイン氏の指揮の下、ACカーズアメリカは米国事業の中核拠点として、販売、顧客対応、ブランドパートナーシップ、そして米国のコレクターや愛好家向けの特別体験の提供を担当する。

同社初のイベントとして、世界でも有数の自動車イベント「アイズオンデザイン」に参加した。38回目を迎える今年のテーマは「デザインの芸術」で、父の日にエドセル・フォードとエレノア・フォードの邸宅で開催された。

ACカーズは1901年にウェラー兄弟によって設立された英国最古の自動車メーカー。1953年に発売された『ACエース』は、アルミニウムボディを採用し、日常的な実用性と高い性能で評価を獲得。このモデルがフォードV8エンジンを搭載して進化したのが、伝説的な『ACコブラ』だ。

現在、英国とドイツに自社施設を持つACカーズは、業界をリードするサプライヤーと連携してデザイン・開発・製造を行っている。新たな『ACコブラGT』シリーズは、同社の車両製造における新時代の幕開けを告げるものとなっている。

《森脇稔》

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