ヤマハ発動機は、クロスカントリー競技用「YZシリーズ」の2026年モデル4機種を、9月25日に発売すると発表した。価格は2025年モデルから据え置きとなる。
4ストロークの『YZ450FX』と『YZ250FX』には、盗難抑制に寄与するECUロック機能を市販オフロード競技用モデルとして初搭載した。

専用アプリ「パワーチューナー」によるエンジンチューニングの容易化は従来からの特徴だが、今回新たに「パワーチューナー」でロック操作すると、パスワードを入力しなければエンジン始動できない仕組みを織り込んでいる。
また「YZ450FX」は、「パワーチューナー」のアプリをバージョンアップ。トラクションコントロールシステムの介入度合いを従来の3段階から4段階(OFF含む)へと変更し、より細やかなセッティングを可能にした。
いずれのモデルも、従来からの水平基調のデザインをさらに進化させ、スピード感と安定感をアピールしつつ、艶やかな生命感を感じさせるヤマハらしいデザイン性を継承。またシュラウドのビッグロゴは、力強さと個性、そして存在感を表現している。

「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて、6月25日から11月30日まで(「YZ450FX」のみ12月22日まで)の期間限定で予約の受付を行う。予約が生産計画を上回る場合は、予約受付期間終了を待たずに受付を終了する場合がある。
価格は「YZ450FX」が122万6500円、「YZ250FX」が100万6500円、「YZ250X」が81万9000円、「YZ125X」が77万円。なお、これらのモデルは競技用で公道走行は不可となっている。