マレーシアのタンチョンモーターは、日産のグローバルSUV『マグナイト』をカンボジア市場に導入したと発表した。コンパクトながら力強いデザイン、上質なインテリア、『GT-R』由来の技術を盛り込んだエンジンなどを特徴とするマグナイトに、SNSでは「日本でも売れば良いのに」といった声も上がっている。
最新のマグナイトは、デュアルトーン仕上げのハニカムグリル、前後のLEDライト、16インチのダイヤモンドカットアルミホイール、機能的なルーフレールを備えた力強い外観デザインが特徴だ。

内装では、インストルメントパネルとドアトリムにプレミアムなデュアルトーンレザー仕上げを採用し、上質なキャビン体験を提供する。プレミアムなMODUREキルティング・デュアルトーンレザーシートは、熱吸収を軽減するヒートガード機能付きで、あらゆる天候でより涼しく快適な乗り心地を実現する。4色調整可能なアンビエントライティングも装備し、乗員が気分に合わせてキャビンの雰囲気をカスタマイズできる。
コンパクトSUVカテゴリーで初となる機能として、リモートエンジンスタート、ウォークアウェイロック、アプローチアンロック機能を搭載し、利便性とセキュリティを向上させている。リモートエンジンスタートにより、ドライバーは遠隔から車両を始動でき、乗車前にキャビンを最適な状態に調整できる。スマートI-Keyシステムは、キー保持者が離れると自動的に車両をロックし、近づくとアンロックする。
マグナイトは1.0リットルターボチャージドエンジンを搭載し、燃費性能と応答性のバランスを最適化している。このエンジンには日産GT-Rから採用されたミラーボアコーティング技術が組み込まれており、シリンダー摩擦と重量を削減し、熱管理と燃焼効率を向上させている。

安全面では、6つのエアバッグと67%の高張力鋼で補強されたボディシェルにより、耐久性と乗員保護を大幅に向上させている。360度アラウンドビューモニターは周囲の包括的な俯瞰図を提供し、駐車や狭いスペースでの操縦を安全かつ容易にする。その他の先進安全機能として、自動防眩ルームミラーやタイヤ空気圧監視システム(TPMS)も装備している。
X(旧Twitter)では、「フロントは大袈裟な顔だけどリアはシンプルで良い」「そろそろ日本で売っても遜色ない見た目になってきたな」などデザインを評価するコメントが多くみられる。
特に最も多かったコメントは、国内導入に関するコメントだ。「日本で販売したら売れると思うのに。」「日本でも売れば良いのに」などのほか、「純粋なガソリン車で売れる物を出す方が救世主になる可能性は高いはず」といったコメントも見られた。
マグナイトは2020年12月の発売以来、世界65以上の市場で累計15万台以上の販売実績を築いており、顧客ニーズに合わせた革新的で高品質な製品を提供する日産のコミットメントの証明となっている。今後の販売動向にも注目だ。