アルファロメオ『ジュニア』(Alfa Romeo Junior)が6月24日、日本市場で発売された。5ドアハッチバック型のSUVクロスオーバーとして、全長4195mm、全幅1780mm、全高1585mmのコンパクトなボディサイズを持つ。競合車を検討してみよう。
アルファロメオ・ジュニアのラインナップは、価格420万円からのハイブリッド仕様「イブリダ」と、556万円からのフル電動電気自動車「エレットリカ」の2グレードを展開する。
日本市場でのライバル車種として、まず同価格帯の輸入コンパクトSUVが挙げられる。BMW『X1』やアウディ『Q3』、メルセデスベンツ『GLAクラス』などのドイツ系プレミアムブランドが直接的な競合となる。これらの車種は同様の価格帯とボディサイズで、プレミアム志向の顧客層を狙っている。
また、日本メーカーでは レクサス『UX』やインフィニティ『QX30』(販売終了)の後継的なポジションとして、プレミアムコンパクトSUV市場での競争が予想される。

フル電動電気自動車仕様では、テスラ『モデルY』やBMW『iX3』、アウディ「e-tron」各車などの電動SUVとの競合も考えられる。特に環境意識の高い顧客層において、選択肢の一つとなる可能性がある。
ハイブリッド仕様については、トヨタ『ハリアー』やマツダ『CX-5』などの国産SUVとも価格帯が重なる部分があり、イタリアンデザインを重視する顧客にとって魅力的な選択肢となりそうだ。
ジュニアの特徴は、アルファロメオらしいスポーティなデザインと走行性能にある。ハイブリッド仕様でシステム合計最高出力145ps、電気自動車仕様で最高出力156psを発揮し、走りの楽しさを重視するブランドイメージを継承している。