ボッシュeバイクシステムズ、パワーアップした新型ドライブユニットと新バッテリー発表

ボッシュの新型カーゴラインのドライブユニット
ボッシュの新型カーゴラインのドライブユニット全 6 枚

ボッシュ eバイク システムズは、より高いパワーを持つ新型ドライブユニットと新バッテリーを発表した。

ボッシュeバイクシステムズの新型ドライブユニット

新型カーゴラインは、日常生活での重い荷物の運搬を想定して開発された。最大トルクは従来の85Nmから100Nmに向上し、最大出力も600Wから750Wに増強された。これにより、子どもや買い物荷物を載せた状態でも、急な坂道を楽に登ることができる。

ユーザーは eバイク Flow アプリの「カスタム ライディング モード」で新しい性能値を設定するかどうかを選択できる。高い性能値は摩耗の増加と航続距離の短縮を意味するため、ボッシュはこの判断をユーザーに委ねている。

新型カーゴラインは重量も約100g軽量化され2.8kgとなり、最適化されたギアボックスにより走行音とペダル抵抗を最小限に抑えた。改良されたセンサー技術により、荷物の重量に関係なくスムーズな加速と正確なハンドリングを実現している。

新型パフォーマンスライン スピードは、S-ペデレック向けドライブユニットとして、45km/hまで最大400%のアシストを提供する。最大100Nmのトルクと750Wの出力により、長距離通勤者に最適なシステムとなっている。

パフォーマンスライン スピードも約100g軽量化され、改良されたソフトウェアによりペダル入力により正確に反応する。リミットモードでは、S-ペデレックの出力を最高速度25km/hに制限し、通常の eバイク レベルまで下げることができる。

新型パフォーマンスラインは、日常使いと遠出の両方に対応する万能モデルとして位置づけられる。最大340%のアシスト、75Nmのトルク、600Wの出力を提供し、重量は約400g軽量化された2.8kgを実現した。

パフォーマンスライン SXは、最大トルクが55Nmから60Nmに、出力が600W、アシスト率が340%から400%に向上した。この性能アップグレードは2025年秋に eバイク Flow アプリのアップデートで提供される予定だ。

新型パワーチューブ540バッテリーは、パワーチューブ500と同じ重量で540Whのエネルギーを提供する。必要に応じてパワーモア250レンジエクステンダーと組み合わせることで、約800Whの容量を実現できる。

《森脇稔》

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