自動車テスト施設のパイオニア、50周年を迎えた伊ナルド・テクニカル・センターの功績

イタリアのナルド・テクニカル・センター
イタリアのナルド・テクニカル・センター全 4 枚

ポルシェが所有するナルド・テクニカル・センター(NTC、イタリア)が、創設50周年を迎えた。1975年7月1日にフィアットによって開設されたこの施設は、世界の自動車業界における車両テストと開発の基準を一貫して設定してきた。

現在NTCは、高速耐久テストや複雑なハンドリングテスト、ADAS検証、自動運転テストなど、幅広い条件下での年間を通じたテストサービスを提供している。700ヘクタールの敷地には、象徴的な高速リングを含む20のテストトラックと施設、6.2kmのハンドリングコース、最先端のシミュレーション技術が備わっている。

NTCのマネージングディレクターのアントニオ・グラティス氏は「この特別な記念日を祝うことを光栄に思い、NTCが代表するものに対して深い責任感を感じている」と述べた。「その歴史、業界への貢献、そして長年にわたってそれを形作ってきた多くの人々を誇りに思う」と付け加えた。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 日産『GT-R』をオリジナルアルミボディでカスタム、「R356」がふるさと納税の返礼品に…三重県明和町
  3. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  4. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  5. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る