NXPセミコンダクターズは、EVのバッテリー管理システム、産業用蓄電システム、48Vバッテリー管理システム向けの新型18チャンネルリチウムイオンバッテリーセル制御IC「BMx7318/7518」ファミリーを発表した。
新ICファミリーは、チャンネルごとに専用のアナログ・デジタル変換器(ADC)を搭載した先進的なアーキテクチャを採用している。これにより、外部部品の必要性を50%削減し、OEMメーカーやティア1サプライヤーのコスト削減を実現する。
技術面では、セルサンプリングチャンネルの完全独立化により、クロストークを回避し、フィルタリング精度を向上させている。最大18セルの柔軟なレイアウトに対応し、全チャンネル並列バランシング機能を150mA(125度の環境温度まで対応)で提供する。単一チャンネルでは最大300mAに達し、バッテリーバランシング効率を大幅に改善している。