BYDグループのプレミアムブランド「DENZA」は7月10日、英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2025」で英国デビューを果たす。
DENZAはこのイベントで、エレガントなヨーロッパデザインの影響を受けた洗練された素材と、スーパーDMハイブリッドなどの最先端イノベーションを披露。『Z9GT』グランドツアラーや『B5』プレミアムSUVなど複数のモデルを出展する。
2026年初頭の販売開始に向けた準備の一環として、DENZAは世界最大の新エネルギー車メーカーの豊富な研究開発リソースを活用し、画期的なダイナミクスと性能を実現する方法についても紹介する。
グッドウッドでのDENZAの存在感は、先進的なZ9GTが牽引する。このモデルはプレミアム市場に多くのユニークな機能をもたらし、顧客に純電気パワートレインまたはスーパーDMプラグインハイブリッドによる長い航続距離の選択肢を提供する。Z9GTはDENZAのグッドウッドスタンドで独自のe3プラットフォームの能力を実証し、コンパスUターンを実行し、精密制御、トルク制御、優れたステアリングが狭い状況での駐車操作を容易にする方法を示す。

DENZAの展示は、持続可能なパワートレインとビジネスクラスの快適性を追求するキャビンを組み合わせたMPVの『D9』と、オフロード重視の魅力をラインナップにもたらすプレミアムSUVのB5によって完成される。
DENZAは2010年にBYDとメルセデスベンツの合弁事業として設立され、ヨーロッパのデザイン&プレミアム体験と中国の電動化専門知識のユニークな融合を可能にした。これらのヨーロッパの遺伝子は今日でもDENZA製品の中核を貫いている。DENZAは現在BYDが完全所有しているが、そのデザイン方向性は著名なドイツ人デザイナーのヴォルフガング・エッガーによって導かれている。
Z9GTの中核には、DENZAブランド専用に開発されたe3プラットフォームがある。これは4つのコア技術に基づいて、世界初およびクラス最高の機能をもたらす。3モーター独立駆動、後輪デュアルモーター独立ステアリング、車両運動制御、セル・トゥ・ボディ(CTB)バッテリー・ボディ統合などだ。