ZFは10日、次世代ステアリング技術「ステア・バイ・ワイヤ」がメルセデスベンツに採用されると発表した。メルセデスベンツは2026年から、欧州初のステア・バイ・ワイヤ車両の量産を開始する予定だ。
中国の電気自動車メーカーNIOのフラッグシップモデル『ET9』が、ZF製システムを搭載した中国初の量産ステア・バイ・ワイヤ車両となった。
ステア・バイ・ワイヤ技術は、従来のステアリングシステムとは異なり、ハンドルとステアリングギアの機械的接続を排除する。代わりに、車輪間に配置されたメカトロニクスアクチュエーターがステアリング力を生成し、コックピット内のハンドルアクチュエーターがドライバーの操舵入力を捉える。
