HKSが「F-CON V Pro」を新世代コンピューターとしてリニューアル、第一弾『86&BRZ』専用をリリース

HKS「F-CON V Pro Ver 5.0 for ZN6/ZC6」
HKS「F-CON V Pro Ver 5.0 for ZN6/ZC6」全 6 枚

チューニングパーツメーカー・HKSが、同社製フルコンピューターの代表機種である「F-CON V Pro」シリーズ「電動スロットル・直噴・協調制御対応」の新世代コンピューターへモデルチェンジ。第一弾として「ZN6/ZC6」専用モデルがリリースされた。

「F-CON V Pro Ver 5.0 for ZN6/ZC6」として7月16日より販売が開始される新製品は、FA20型エンジンを搭載するトヨタ『86』(ZN6 2012年4月~2021年10月)、スバル『BRZ』(ZC6 2012年3月~2021年3月)専用で、税込み価格は33万円。接続に必要な専用ハーネスは税込み価格11万円となっている。

F-CON V Pro Ver 5.0 本体F-CON V Pro Ver 5.0 本体

本体ケースはマグネシウム合金製で軽量かつ電磁波耐性に優れ、IP65相当の防水・防塵性能を備えている。ただし完全な防水・防塵を保証するものではなく、専用ステーによる車内設置が推奨されている。通信ケーブルおよび通信アダプターには高速通信が可能なUSB Type-C規格採用し、モニタリングやデータ転送の利便性を大幅に向上させた。別売りの専用ハーネスにより、簡便な装着が可能だ。

機能面では、電動スロットルを2系統で制御でき、最大8個の直噴インジェクター制御に対応。ログ機能も強化されており、本体には最大80項目のデータを8時間分、10ミリ秒単位で記録可能だ。専用ソフトア「PowerWriter」では最大400項目のモニター・ログ機能を搭載し、詳細なデータ解析とセッティング作業を支援する。また、データプロテクト機能も備えている。

「USB Type-C」規格の採用によって高速通信を実現「USB Type-C」規格の採用によって高速通信を実現

さらに、事前に用意されたベースセッティングデータにより、車両の前期・後期型やMT・AT仕様に応じて選択するだけでエンジン始動が可能となり、従来より大幅なセッティング時間の短縮が実現されている。ただしベースデータはあくまでエンジ始動を可能にする最低限のものであり、車両仕様や走行条件に応じた詳細なセッティングが不可欠となっている。

装備された多彩な機能には、「フラットシフト」「アンチラグ」「ローンチコントロール」「バブリング」「ピットレブリミッター」「点火カット」などが含まれ、車両の仕様や使用目的に応じて最適な調整が可能だ。

なお、同製品は「HKSパワーライター店」限定取扱商品であり、店舗での現車セッティングが必須となる。

《ヤマブキデザイン》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェデザインのタワマンは最高72億5000万円、アジア初バンコクの物件が日本発売へ
  2. 元世界王者レイニー、34年ぶりのラグナセカを特別なヤマハ『XSR900 GP』で駆け抜ける
  3. 劇的に流麗! アウディ『Q3スポーツバック』新型に備えよ
  4. タイプRとホンダウイング、ホンダ公認の保冷ボトルホルダー2種が登場…夏のドライブやツーリングのお供に
  5. ルノー、新型SUV『ボレアル』発表…世界70か国以上に投入へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る