ランボルギーニ『テメラリオ』初のレーシングカー発表に「今っぽくなった」「覇権取れる」SNSは興奮の渦

ランボルギーニ テメラリオ GT3
ランボルギーニ テメラリオ GT3全 16 枚

アウトモビリ・ランボルギーニは7月11日、公道仕様の『テメラリオ』をベースに開発された初のレーシングカー『テメラリオGT3』を発表した。SNSでは「来たか。めちゃくちゃかっこいい」などの声が集まっている。

ランボルギーニ テメラリオGT3

世界中のレースシリーズに参戦し、ランボルギーニのレーシングカーの新たな基準を打ち立てるというテメラリオGT3。イタリアのサンタアガタ・ボロネーゼの工場ですべて設計、開発、製造された初のモデルとなる。テメラリオプロジェクトは当初からモータースポーツを念頭においており、設計初期段階からレース指向のエンジニアリングを戦略的に組み込んでいるという。

ランボルギーニにとって革新的なこのアプローチにより、GT3には、レースの構造要件と整備要件を満たすように特に改良された特別なアルミニウム製スペースフレームを採用。量産モデルと同じ4リットルV8ツインターボエンジンを採用しているが、特に過給システムを見直し、GT3のレギュレーションに準拠しながらも、レース条件下でピークパフォーマンスを発揮するようにターボチャージャーコンポーネントも再設計。エンジンの出力方法を公道仕様の800hpではなく、550hpに変更している。

アルミニウム製スペースフレームはテメラリオの量産車から引き継がれているが、軽量化と簡素化を徹底して、レース仕様に仕上げた。特に、フレームが簡素化され、ピット作業で、フロントとリアのサブフレームを素早く取り外して再度取り付けることができる。取り外し可能なリアサブフレームには、エンジンと新トランスミッションのコンポーネントが収容される。

量産車ではハイブリッドコンポーネントを支持するブラケットはこのレース仕様では不要なため、すべて除去された。アルミニウムフレームの中心部には、FIA GT3安全基準に準拠したロールケージが組み込まれている。フロントサブフレームも変更され、量産車の特徴である電気モーターを取り除いている。

シャーシに装着された最新のボディワークには、初めてカーボンコンポジット素材が採用され、車両のベース重量を可能な限り軽量化した。目標は、量産車に特徴的なスタイルを維持しつつ、新しいエンジンとブレーキ冷却システムの要件に適合させ、ダウンフォースとドラッグの性能目標を達成し、最適なエアロダイナミクスバランスを実現することだった。

リアディフューザー、エンジンカバー、ボンネットも素早い取り外しを念頭に設計。フロントライトにも、迅速な取り外しを可能にするクイックコネクタシステムを採用した。フロアは4つの独立したパーツで構成されており、フロントアクスル前方の2つのセクション、車体中央を通る1つのセクション、そして強力なリアディフューザーから成り立つ。中央セクションは、必要に応じてピットロードでジャッキアップして交換できる設計となっている。

X(旧Twitter)では、「来たか。めちゃくちゃかっこいい」「ランボもようやく“今っぽく”なりましたね!」「覇権取れるだろ」など、期待と興奮の声が多く集まっている。

特に注目されていたのはデザインで「パッと見はウラカンevo2の正当後継型って感じのデザインに見えますね」「テメラリオGT3はエロすぎる」といったコメントも見られた。

《小國陽大》

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