三菱自動車は、SUV『アウトランダー』の2026年モデルを米国で発表した。アウトランダーは日本ではPHEV(プラグインハイブリッド)のみだが、米国にはガソリンエンジン搭載車もラインアップしている。2026年モデルでは、このガソリンエンジンをマイルドハイブリッドに切り替えた。
新パワートレインは、自社で設計・開発した1.5リットル直列4気筒ターボエンジンに、同社初となるマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたもの。このエンジンは『エクリプスクロス』と基盤を共有している。現行の2.5リットルエンジンに代わって搭載される新システムは、電動化されたトルクアシストにより発進時の加速性能を向上させ、より高い信頼性と運転性能を実現する。
2026年モデルでは、グレード構成も刷新される。エントリーグレードの「ES」とミドルグレードの「SE」の間に新たに「LE」が追加されるほか、最上級の「SEL Black Edition」と人気の高い「ラリーアート」モデルが復活する。
アウトランダーは2022年の新世代モデル発売以来、圧倒的な成功を収めている。2025年モデルでは内外装デザインの改良、走行性能の見直しを含むマイナーチェンジが実施された。2026年モデルは外観面では2025年モデルから変更なく継続される。
同車は3列シート車両として最も手頃な価格を維持する予定。価格や詳細情報は今年後半に発表され、2025年第4四半期から販売が開始される。