露アフトワズ、ラーダの新型車『イスクラ』発売…約230万円からのBセグ車

ラーダ『イスクラ』
ラーダ『イスクラ』全 3 枚

ロシアの自動車メーカーのアフトワズは、ラーダブランドの新型車『イスクラ』の販売を開始した。販売開始はトリヤッチ、モスクワ、サンクトペテルブルクの3都市で、その他の地域への展開は数週間以内を予定している。

ラーダの新型車『イスクラ』

新型イスクラはセダン、ワゴン、クロスワゴン「SW Cross」の3つのボディタイプで展開される。価格はコンフォート仕様のセダン(1.6L 90hpエンジン、マニュアルトランスミッション)が124万9000ルーブル(約230万円)からとなる。

販売開始と同時に、多子世帯や教育・医療従事者、特別軍事作戦参加者などを対象とした政府補助プログラムにより、最大20%の割引が適用される。

アフトワズのマキシム・ソコロフ社長は「イスクラは2022年夏から短期間でプラットフォームの現地化と再設計を実施し、1000以上の部品とコンポーネントを新たに開発した。約300台の試作車を使用した包括的なテストも完了している」と述べた。現在、イスクラプラットフォームと車両は使用部品の90%以上が現地化されているという。

イスクラはBセグメント車として、既存のラーダ『グランタ』と『ベスタ』の間の市場ニッチを狙う。若い顧客層をターゲットに、鮮やかなデザインと豊富なオプション、ロシアの道路条件への優れた適応性を特徴とする。

パワートレインは3種類を用意。1.6L 90hp力エンジンに5速マニュアル、1.6L 106hpエンジンに6速マニュアル、同じく106hpエンジンにオートマチックトランスミッションの組み合わせから選択できる。

装備面では、ベースグレードのコンフォートでも運転席・助手席エアバッグ、プリテンショナー付きシートベルト、横滑り防止装置、トラクションコントロール、ヒルスタートアシストなどの安全装備を標準装備する。テレマティクスサービス「ラーダ・コネクト」やタイヤ空気圧監視システム、リモコン付き集中ドアロックも含まれる。

上級グレードでは、ライフ(131万9000ルーブルから)にエアコンとシート・ミラーヒーターを追加。エンジョイ(143万9000ルーブルから)では、ウォッシャーノズルヒーター、セキュリティアラーム、クルーズコントロール、冷却式グローブボックス、チルト・テレスコピック調整式ステアリング、ヤンデックスオンラインサービス対応の新世代マルチメディアシステム「ラーダ・エンジョイ・エボ」を装備する。

最上級のテクノグレード(157万9000ルーブルから)では、後席・ステアリング・フロントガラスヒーター、パークトロニック、バックカメラ、コーナリング機能付きフォグランプが追加される。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダが新型軽EV『N-ONE e:』を発売、航続295km、価格は269万9400円から
  2. 「いかついフェイスに驚いた」メルセデスベンツ『GLC』新型の内外装に反響!「スクリーンでかすぎる」の声も
  3. AE86レビン・トレノ、エンジン部品を復刻生産へ…トヨタGRヘリテージパーツプロジェクト
  4. 『GRスープラ』の後ろ姿が劇的に変わる! LEDテールランプ「Laser Style」が発売
  5. 「今までのルノー車にはないデザイン」6代目となった新型ルノー『ルーテシア』、ファンの注目は“F1由来”の技術
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る