ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開

ホンダ『プレリュード プロトタイプ』(インドネシアモーターショー2025)
ホンダ『プレリュード プロトタイプ』(インドネシアモーターショー2025)全 5 枚

ホンダ・プロスペクト・モーターは、インドネシアモーターショー(GIIAS)2025において、『プレリュード プロトタイプ』をインドネシアで初公開した。日本ではホワイトの車両をメインカラーとしているが、こちらはオールブラックで、一味違う印象を与える。

アジア、米国、欧州での展示に続く今回の公開は、ホンダがスポーティな走りを維持しながら電動化を進める取り組みの一環だ。

新型『プレリュード』は「魅力的にスポーティ」なコンセプトに設計され、低くバランスの取れたエアロダイナミクスな2ドアクーペシルエットを採用。フロント部分にはスリムなLEDライトと水平基調のミニマルなグリルを配置し、クリーンで未来的な外観を実現している。

ホンダ『プレリュード プロトタイプ』(インドネシアモーターショー2025)ホンダ『プレリュード プロトタイプ』(インドネシアモーターショー2025)

サイド部分では、フロントからリアまで流れるような力強いキャラクターラインが安定感とダイナミックさを演出。ファストバックスタイルで後方に向かって優雅に傾斜するルーフがエアロダイナミクスとスピード感を強調し、大径のスポーティなホイールと水平基調のリアライトが高性能スポーツクーペの雰囲気を際立たせている。

第6世代となるプレリュードは、走る楽しさを犠牲にすることなく効率性と持続可能性を実現するスポーツクーペハイブリッドとして開発された。ハイブリッドモデルとして先進的な電動化技術を搭載し、レスポンシブな加速と精密なハンドリングを提供する。

ホンダ『プレリュード プロトタイプ』(インドネシアモーターショー2025)ホンダ『プレリュード プロトタイプ』(インドネシアモーターショー2025)

プレリュードは1978年にデビューした伝説的なクーペとして長い歴史を持つ。過去5世代にわたって未来的なデザインと革新的な技術で時代の先駆者として知られてきた。第6世代では、ホンダが感情的な遺産と電動化ビジョンを組み合わせた未来のアイコンとしてプレリュードの名前を復活させている。

インドネシアでのプレリュード初披露は、ホンダが電動化の未来ビジョンをより幅広い消費者に紹介する戦略の一部である。これは2040年までに100%電動化、2050年までにカーボンニュートラルを達成するホンダのグローバルコミットメントと一致している。

継続的に発展するグローバル市場のダイナミクスに対応し、ホンダは2027年から導入予定の新世代ハイブリッドモデルを完全電動化への移行期における主力として位置づけている。このアプローチを通じて、ホンダは2030年までにグローバルでハイブリッド車販売220万台を目標とし、年間販売台数360万台超の成長基盤としている。

《森脇稔》

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