HIPERMAX R×LEGAMAX Sportsは街もサーキットも“ちょうど良い”GRカローラ完成形…オートメッセ in 愛知2025

HKS…名古屋オートメッセ2025
HKS…名古屋オートメッセ2025全 14 枚

愛知県での初開催となったオートメッセin愛知2025(7月26~27日/AICHI SKY EXPO)。第1回開催の期待感から中部地方のユーザーを多数集めたイベントとなった。メーカーブースの充実も注目を集め、HKSはプッシュ中のトヨタGRカローラ』のパーツ群を披露した。

【画像全14枚】

◆GRカローラを救う“トランスファー冷却”

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HKSブースで大きくアピールされたのはGRカローラのデモカーで、なかでもGRカローラユーザー必見の新作がトランスファーオイルクーラーキットだ。4WDは前後輪へ駆動力を配分するトランスファーが要となるが、サーキットなどの高負荷走行では油温が上がりフェイルセーフが作動して2WD化することがある。走行中にその変化を体感できるほどで、スポーツ走行派の間では課題だった。

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そこでHKSが用意したのが同キット(実際にGRカローラに装着されていた)。放熱性のあるパイピングをU字形状でグリル内にレイアウトし、オイル温度の上昇を抑える。スポーツ走行を主眼にしつつ競技も見据えた機能アップパーツとして、GRカローラ/GRヤリスのユーザーには見逃せない存在だ。

さらにGRカローラのデモカーで注目を集めたのが、HKS渾身のエアロ「HKS BODY KIT TYPE-S」。GRカローラは“4ドアハッチバックの速いクルマ”という独自の立ち位置で、日常からサーキットまで幅広く応える。ユーザーたちを満足させるべく開発されたのがこのボディキットだ。

◆風洞×実走で磨いたTYPE-Sの機能美

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HKSはGR86やGRヤリスでも数多くのキットを手がけ、コンセプトは一貫して機能性重視。確かなダウンフォースと抑えたドラッグで走りに効く設計を貫く。開発では風洞実験に加え富士スピードウェイでの実走テストを重ね、空力だけでなくドライバーのフィーリングや強度・耐久性まで担保している。

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GRカローラ用も同方針で設計され、機能美に磨きがかかった。こだわりの一例がフロントスポイラー両端のバージパネル。ここでフロントタイヤ周りの乱流を抑え、下部へ流れ込む空気をコントロールする。象徴的なリアウイングも整流効果が高く、ボディ後端の乱流低減がデータでも示された。いずれも実益ある性能が魅力だ。

足まわりと排気も“走れる”実用仕様

HKSのエアロはシンプルなデザインながら機能美を備えることで知られ、近年はHKSらしい造形の方向性も明確になってきた。社内でもGRカローラ用は「完成度が高くかっこいい」と評価が高い。シビックタイプRやGRヤリス Gen2向けキットの評判も相まって、HKSのボディキット群から目が離せない。

展示車のGRカローラには足まわりにHIPERMAX R、エキゾーストは左右出しのLEGAMAX Sportsを組み合わせ、サーキットはもちろん日常域でも扱いやすい“走れる”デモカーメイクとなっていた。

《土田康弘》

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