カワサキはレトロスポーツ『W230』の2026年モデルを9月15日に発売すると発表した。主要な変更点はカラー・グラフィック、前後フェンダーメッキ化だ。この発表にSNSでは、「これかわいいな!」「所有欲がそそられる」など話題になっている。
「W230」は、1960年代に生まれた「カワサキW」の伝統的なデザインを踏襲し、扱いやすいクラスに展開したモデルとして2024年に登場し、クラシカルなデザインと扱いの手軽さが人気のモデルだ。

同時にデビューした『メグロS1』と車体・エンジンを共有し、232cc空冷4ストロークSOHC単気筒エンジン「LX230AE」を搭載する。143kgの軽量な車体による軽快なハンドリング、足つきの良い745mmシートにより、初めてモーターサイクルに触れる人でも取り回しやすい仕様となっている。
大型の冷却フィンでWのこだわりが各所に施されたエンジンはフューエルインジェクション式で、丸形デザインで構成されたヘッドライトはLEDとなる。なめらかな曲線のティアドロップ型フューエルタンクと立体エンブレムなどのクラシカルな外観にABSなど最新の技術が融合されているのが特徴だ。

フロント18インチ、リヤ17インチのワイヤースポークホイール、キャブトン風のメッキマフラーなどはメグロS1と共通の仕様。見やすい丸形のスピード/タコメーターは、センターがホワイトのメグロS1に対してW230ではシックなマットブラックを採用している。
2026年モデルのカラーバリエーションは、「メタリックマットダークグリーン×エボニー」と「キャンディパーシモンレッド×エボニー」と対照的な2色を用意している。従来型では「パールアイボリー×エボニー」と「メタリックオーシャンブルー×エボニー」となっていた。
X(旧Twitter)では2026年モデルのW230に対して「これかわいいな!」「所有欲がそそられる」など反響が上がっている。

カラーに対しては「赤が気になっている!」、メッキフェンダーについては「メグロS1に流用できないのかな?」といった声も。また「ミラーもメッキにしてほしかった」という意見も見られた。
他にも「これこれ、こういうのでいいんだよ!(無免許)」など未来のエントリー層からの評価もある一方で、「ハイシートがでたらなぁ」というライダーからの声も複数上がっていた。
「W230」の2026年モデルの発売は9月15日、価格は66万5500円。