カルマ・オートモーティブは、14日に米カリフォルニアで開幕した「モントレーカーウィーク2025」において、新型ハイブリッド・エクステンデッドレンジEV『ギセラ』を発表した。
ギセラは、10年以上前にプラグイン・ラグジュアリー・ハイブリッド・セグメントを開拓したカルマ『レベロ』の後継車。同社のオールアルミニウム・スペースフレーム・アーキテクチャの進化版を採用し、アルミニウムとカーボン強化複合材のみで構成された新しい軽量ボディを採用している。
ギセラは最新のハイブリッド・エクステンデッドレンジEVパワートレインを搭載し、566hpのパワーと546lb/ftのトルクを発生する。0-96km/h加速は4.0秒で、レベロより0.5秒速い。価格は約16万5000ドル(約2431万円)からで、2025年第4四半期に生産を開始する予定だ。

外観は、ニューポート・グレー・ミストで仕上げられ、フード、デッキリッド、ロッカー、ディフューザー、フェンダー、ルーフに軽量カーボン強化複合材を広範囲に使用している。22インチの軽量鍛造ビレットアルミニウムホイールには、カルマ専用のピレリタイヤ(リア265/40、フロント245/40)を装着している。
内装は新しい「ムーンダスト」レザーに「アトモスフィア・ブルー」のアクセントを施している。クアルコム8155ベースのコックピット・インフォメーション・コントローラー(CIC)プラットフォームと、没入型のドライバー中心体験を提供するヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)を搭載している。
拡張されたOTA(Over The Air)機能により、高級オーディオブランドのマスター&ダイナミックによる独自のオーディオ・イコライゼーション・パッケージ「Tune」などのダウンロード可能なコンテンツとサービスを提供する。機械学習AIを統合したカルマ・クラウド・データ・マネジメントにより、予防的サービス診断機能も搭載している。