スペイン・バルセロナに本社を構えるAIスタートアップのCausal Foundry(コーザル・ファウンドリ)と豊田通商が、新興国市場における持続可能で公平な医療物流の構築を目的とした業務提携に関する覚書(MOU)を締結した。
両社は「Clean Loop(クリーンループ)構想」のもと、ワクチン配送と医療廃棄物の回収を統合した双方向型ロジスティクスモデルを共同開発し、AI技術と専用車両を融合した実証展開を推進していく。
多くの医療物流システムでは、ワクチンの配送と医療廃棄物の処理が別々に行われる「非統合型のプル型モデル」が採用されており、重大な非効率と環境負荷を生み出している。この課題を解決するため、両社は革新的な「Clean Loop構想」を推進する。