メルセデス・ベンツ日本は8月21日、メルセデスベンツ『Eクラス』の3車種について、エンジンコントロールユニットの制御プログラムに不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。
対象となるのは、「E220d」、「E220d ステーションワゴン」、「E220d 4MATIC ステーションワゴン」の3車種で、2016年7月9日から2018年4月9日にかけて輸入された計4560台。
リコールの原因は、エンジンコントロールユニットにおいて故障診断プログラムが不適切なため。空気流量計や低圧排気ガス循環バルブが故障した際に正しく制御できないことや、エンジン警告灯が正しく点灯しないことがある。この不具合により、空気流量計や低圧排気ガス循環バルブ故障時の制御が行われないことで、最悪の場合、排出ガスが基準値を超える恐れがある。
改善措置として、全車両のエンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策された制御プログラムに書き換える。
不具合、事故共に発生していない。