一般社団法人日本玩具協会は、8月28日から31日までの4日間、東京ビッグサイトで「第62回 東京おもちゃショー2025」を開催中だ。一般公開は30~31日。国内最大規模の玩具見本市として、最新のトレンドと市場動向が発表された。
◆話題性のある新製品を見る
見本市委員会の藤井大祐専門委員は、「α世代に向けたオリジナルグッズ制作玩具や、多彩なパズル&ゲーム、知育玩具など、話題性のある新製品が揃っている。今年の東京おもちゃショーは、幅広い層に楽しんでいただける」とコメントした。
例年6月開催だった東京おもちゃショーは、2024年から開催時期を8月に変更し、一般の人が夏休み期間にお出かけ先として楽しめる仕立てとし、最需要期であるクリスマス目線に立った企画を実行した。192社が出展し、来場者数8万4411人、おもちゃ総数3万5000点が展示された。今年も夏休み期間の開催となり、親子や観光客を意識したイベントとしてさらなる集客が期待される。
◆玩具市場、5年連続の拡大
2024年度の国内玩具市場は、前年度比107.9%の1兆992億円となり、2001年の市場規模調査開始以来、過去最高を更新した。2019年度から5年連続の拡大である。

成長の要因として、カードゲーム・トレーディングカード市場が前年度から250億円増加し、3000億円規模に拡大した点が挙げられる。また、キャラクター商品は138億円増の785億円市場に達し、キャラクター雑貨を中心としたバラエティ商品も124億円増の1047億円に成長した。いずれもキダルト層やインバウンド需要に支えられている。
◆日本おもちゃ大賞
8月21日には「日本おもちゃ大賞」授賞式が実施された。自動車・鉄道玩具関連では、タカラトミーの2製品が受賞した。
アクション部門で『グランドモールトミカビル(トミカ55周年記念特別仕様)』が大賞を受賞した。らせんエレベーターによる立体的な走行遊びや、他製品との連結可能性が評価対象となった。7月に発売され、消費税込み価格は9350円。

エデュケーショナル部門大賞は『トミカ・プラレールブロック のりものブロックタウン ボックス』。ブロック遊びを通じた手先の器用さや創造力育成に加え、トミカやプラレール特有のアクションギミックが評価された。発売予定は10月、消費税込み価格は9020円。
日本おもちゃ大賞は2008年に創設され、業界全体の活性化と良質な製品提供を目的としている。今年で17回目を迎え、見本市委員会と問屋各社の審査により各部門の受賞が決定された。