BASFは8月29日、合弁会社のBASFシャンシャンバッテリーマテリアルズ(BSBM)を通じて、中国北京のウェリオン・ニューエナジー・テクノロジーにセミ固体電池向け正極材(CAM)の量産品出荷を開始したと発表した。
新エネルギー産業の急速な発展に伴い、市場はバッテリーにより高いエネルギー密度とさらなる安全性向上を求めている。セミ固体電池を含む固体電池は次世代バッテリー技術として位置づけられ、広く注目を集めている。
ウェリオン・ニューエナジーは40年以上にわたる固体電池技術のノウハウを持つパイオニアとして認知されており、主に電気自動車、エネルギー貯蔵、ドローン、電動工具などの用途で使用される技術を開発している。BSBMは20年以上の正極材開発・製造の専門知識を持ち、固体電池の重要な課題に対処する能力を有している。