SCSKは9月4日、グループ会社のアライドエンジニアリングが開発する国産CAEソフトウェア「ADVENTURECluster」の販売拡大に向け、電通総研とタイ市場限定の販売代理店契約を締結したと発表した。
今後、電通総研の現地法人DENTSU SOKEN (THAILAND) LIMITEDがタイでの製品販売と技術サポートを担当し、設計・解析技術者に高品質なサービスを提供する。
SCSKは20年以上にわたり国内製造業にCAEソフト「ADVENTURECluster」を提供し、物理的な試作や実験をコンピュータ上で再現・可視化することで製品の品質向上や開発期間短縮、コスト削減に貢献してきた。日本の製造業の海外現地法人の約8割がアジアに進出し、特にタイには自動車や電気分野を中心に1000社以上が拠点を構えている。こうした背景から、SCSKと電通総研タイが協業し、日系・現地企業の人材不足や開発コスト増の課題解決を目指す。