ロールスロイスの名車『コーニッシュ』、EV改造の第1号車公開…800V電動パワートレインは500馬力

ロールスロイス『コーニッシュ』を電動化改造した第1号車「ハイランド・ヘザー」
ロールスロイス『コーニッシュ』を電動化改造した第1号車「ハイランド・ヘザー」全 3 枚

英国のハルシオン(Halcyon)は、ロールスロイスの名車『コーニッシュ』を電動化改造した第1号車「ハイランド・ヘザー」を、ハンプトン・コート宮殿コンクール・オブ・エレガンスで世界初公開した。

【画像】ロールスロイス『コーニッシュ』を電動化改造

ハイランド・ヘザーは、ハルシオンが手がけるロールスロイス・レストアサービスの第1弾となる。スコットランドの荒野の自然美からインスピレーションを得て命名され、1907年のロールスロイスのスコットランド信頼性試験への敬意も込められている。

同プロジェクトは60台限定で展開される。各車両は顧客との密接な協力のもと、ハルシオンのアトリエでワンオフ仕様として製作される。卓越した職人技、オーダーメイドの芸術性、先進的なエンジニアリングが融合した仕上がりとなる。

各車両には自社開発の800V電動パワートレインが搭載される。500hpを発揮し、静寂性と滑らかな走行性能を実現することで、これらの伝説的な車両が再び高級モータリングの頂点を表現するという。

ロールスロイス『コーニッシュ』を電動化改造した第1号車「ハイランド・ヘザー」ロールスロイス『コーニッシュ』を電動化改造した第1号車「ハイランド・ヘザー」

ハルシオンのマシュー・ピアソンCEOは「ハンプトン・コート宮殿の美しい環境でデザインスタディの成果を披露することで、顧客に彼らの車がいかに素晴らしいものになるかを初めて体感してもらえる」とコメントした。

ハルシオンのレストアプロセスは、ヘンリー・ロイスの「既存の最高のものを取り、それをより良くする」という妥協のない理念に基づいている。20世紀の最も象徴的なロールスロイスモデルを現代に蘇らせ、過去の時代の精神と感動を捉えながら、今日の可能性を受け入れることを使命としている。

ロールスロイス・コーニッシュと『シルバーシャドウ』から始まる各レストア車両は、サリー州で12か月の製作期間をかけて完全手作業で製造される。2000時間以上をかけた徹底的な金属ベースからの復元作業では、熟練の職人が伝統的な手法と現代のコーチビルディング技術を組み合わせ、数百の手作り・手仕上げ部品を元の形状以上に完璧に仕上げる。

ロールスロイス『コーニッシュ』を電動化改造した第1号車「ハイランド・ヘザー」ロールスロイス『コーニッシュ』を電動化改造した第1号車「ハイランド・ヘザー」

この完璧な基盤から、ハルシオンのエンジニアは重量を増加させることなく、今日の最高技術をシームレスに開発・統合する。これには2年間かけて開発された自社製800V・500hp電動パワートレインが含まれ、滑らかで静寂な走行を実現する。

各車両は所有者との密接な協力のもとでカスタマイズされ、真のワンオフ作品となる。ハルシオンの自社デザイナーが顧客と直接協力し、必要に応じて世界的に著名なアーティストとも連携して、真に例外的な芸術作品を創造する。

今回公開されたハイランド・ヘザーは、見事なパープル・ムーアランド色で仕上げられた、ハルシオン初の完全レストア版コーニッシュに。その独特な紫色の仕上げはスコットランドのヘザーの繊細な色合いを表現している。テーマは内装全体に継続され、車両の由来とインスピレーションを称える思慮深く繊細な彫刻ディテールが施されている。ハイランド・ヘザーの中心的特徴は、スコットランドの高地の川を象徴する水をテーマにした彫刻を展示するハルシオン・ギャラリー、としている。

《森脇稔》

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