ヤマハ発動機とティアフォー合弁のイブ・オートノミー、無人搬送サービスの新ブランド「eve auto plus」発表

屋内外対応型の無人搬送サービス「eve auto」の拡張を象徴する新ブランド「eve auto plus(イヴオートプラス)」
屋内外対応型の無人搬送サービス「eve auto」の拡張を象徴する新ブランド「eve auto plus(イヴオートプラス)」全 1 枚

ヤマハ発動機とティアフォーが2020年に合弁で設立したイブ・オートノミーは9月12日、屋内外対応型の無人搬送サービス「eve auto」の拡張を象徴する新ブランド「eve auto plus」を発表した。

「eve auto」は、ヤマハ発動機のゴルフカーの車両技術を活用した車両「FG-01」と、ティアフォー社の自動運転ソフトウェアを組み合わせたサブスクリプション型自動搬送サービスだ。新ブランド「eve auto plus」は、既存のeve autoサービスに新たな価値を付加し、顧客の多様な現場環境や課題に柔軟に対応するオプション品・拡張機能群に付与される。

これにより、単なる「搬送の自動化」にとどまらず、幅広い現場に寄り添う「拡張性のプラットフォーム」として現場における課題解決を支えるソリューションの提供を目指す。

イブ・オートノミーはこれまで、工場や倉庫を中心に、様々な業界の屋外搬送業務の自動化に取り組んできた。その中で、導入される現場ごとに異なる運用環境や課題、また既存運用を大きく変えることなく安全・安心に対応できる仕組みへのニーズがあることが分かった。

こうした現場の声に応え、eve autoの基盤に多様な拡張機能を組み合わせ、安定した自動化を実現する体系化の枠組みとして、「eve auto plus」が誕生した。

eve auto plusは、イブ・オートノミーが開発する純正オプションのほか、他社製品の認証・連携を視野に入れた展開も見据えている。これにより、イブ・オートノミー、顧客、そしてパートナー企業がつながり合い、新たな機能や活用事例が加速度的に広がるエコシステムの構築を目指す。

自動搬送サービス「eve auto」は、工場や物流施設向けに、主に屋外における事前の設備工事を必要とせずに自動搬送システムの導入を実現するソリューションを提供している。屋内だけでなく雨風の影響を受けやすい屋外でも活動でき、段差や傾斜の乗り越え等でも高い走破性と搬送力を発揮する。

導入や運用のしやすさ、ワンストップのサービスなども評価され、各地の工場敷地内での人手不足や安全確保などの課題解決に貢献している。現在、全国約50拠点・80台以上が稼働している。

《森脇稔》

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