1100馬力超のポルシェ『タイカン ターボ GT』、0-400m加速9.083秒…豪州ドラッグレース場で量産車最速

ポルシェ『タイカン ターボ GT』が0-400m加速9.083秒達成
ポルシェ『タイカン ターボ GT』が0-400m加速9.083秒達成全 8 枚

ポルシェは9月15日、電動スポーツカー『タイカン ターボ GT』が、シドニーのドラッグウェイでオーストラリアのドラッグレース場で量産車の最速加速タイムを達成したと発表した。

【画像】0-400m加速9.083秒のポルシェ『タイカン ターボ GT』

タイカン ターボ GTはポルシェ史上最速かつ最強の電動ロードカーだ。シドニーのドラッグミートで、タイカン ターボ GTは単独クォーターマイル(0~400m)加速を9.083秒で駆け抜け、最高速度252.04km/hを記録した。

国際ホットロッド協会(IHRA)が定める150mph(241.4km/h)超過時のパラシュート装着義務もこの速度で超えた。これにより電動車の加速性能と速度の可能性が実証された。

タイカン ターボ GTは760kWのオーバーブーストパワーを持ち、2秒間で815kW(約1108hp)までの出力を発揮できる点が特徴だ。

シドニードラッグウェイではV8ガソリン車や専用ドラッグカーが支配的である中、電気自動車として威厳ある走りを見せた。

ポルシェのオーストラリアのダニエル・シュモリンガーCEOは、「タイカン ターボ GTが単なる速度やラップタイムではなく運転の未来を想像する革新の証」と語った。

また同車のWLTP複合電力消費量は20.8~20.6kWh/100kmでCO2排出量は0g/kmとし、環境性能も高い。

ポルシェはこれからも電動化をリードし、モータースポーツの伝統を守りつつ電動車の新たな可能性を示していく。

《森脇稔》

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