ヒョンデ、ハイブリッド18車種や新型EV投入へ…2030年までに

ヒョンデ「CEO Investor Day」
ヒョンデ「CEO Investor Day」全 4 枚

ヒョンデは9月22日、2030年までに18車種以上のハイブリッドモデルと幅広いEVラインアップを投入すると「CEO Investor Day」で発表した。

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世界販売目標を2030年までに年間555万台に設定し、そのうち電動化車両は330万台規模に拡大させる。

新たに中型ピックアップトラックや小型商用車セグメントにも参入し、欧州向けEV『IONIQ 3』、インド向け現地設計EV、中国生産の「Elexio」電動セダンなど、新型モデルを投入する予定だ。

2030年以降には、初のレンジエクステンダーEV(EREV)を導入し、航続距離600マイル(約965km)超を実現。これによりフル電動化への移行を加速する考えだ。

生産面では、Hyundai Motor Group Metaplant America(HMGMA)の拡張により、2028年までに年間20万台分の生産能力を追加し、27億ドルの投資で約3000人の新規雇用も創出する。グローバル全体では「ソフトウェア定義型ファクトリー」の導入により年間120万台規模の追加生産を見込んでいる。

技術革新では、2026年以降にクラウド型バッテリーマネジメントシステムを採用。コスト削減とバッテリー性能の向上を目指す。

さらに、ヒョンデは高性能ビークルコンピューターを基盤としたソフトウェア定義型車両(SDV)プラットフォームを構築し、AIを活用したパーソナライズ機能やモビリティサービスを提供する予定である。

高級ブランドGenesisも2030年に年間35万台を目標とし、EREVやハイブリッド、BEVのフルラインアップを展開する。

また、2025年の財務ガイダンスを更新し、売上高成長率を5~6%に引き上げた一方、営業利益率は6~7%に調整。2030年までに77.3兆ウォン規模の投資を計画している。

ヒョンデは、積極的な製品拡充と生産能力強化、先進技術への投資を通じて、競争力ある製品群の提供と持続可能な成長を実現していく。

《森脇稔》

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