自動車用サスペンションメーカーのテイン(TEIN)は、タイに子会社を設立すると発表した。
同社グループは海外市場での販売拡大を経営戦略上の重要課題として位置づけており、海外における販売体制の強化に取り組んでいる。今回のタイ子会社設立は、ASEAN地域での販売強化に伴う生産体制の強化およびリスクの分散を目的としている。中国工場に続く海外生産拠点となるタイ工場の設立を検討している。
工場の建設時期については、今後の売上推移を鑑みて判断するとしているが、近年タイにおける土地価格の高騰が著しく、特に利便性の高い地域では多くの企業が用地確保をしている状況から購入が困難な状況になりつつあるため、工場用地の先行確保を目的とした子会社を設立する。