ヴァレオは、仏アール・エ・メティエ(国立工芸院)との戦略的パートナーシップを拡大し、「電動パワートレインの振動音響」に特化した新たな産学連携チェアを設立すると発表した。
両者は2018年から7年間にわたり「将来のアブソーバーのための非線形ダイナミクス」をテーマとした共同研究を実施してきた。今回の新チェアは、電動車両特有の高周波ノイズの管理と低減を通じて、より静かで効率的な電動モビリティソリューションの提供を目指す。
アール・エ・メティエのクリストフ・ジロー・オーディーヌ教授は「電動モーターの特徴的な高周波ノイズは人間の耳に容易に検知され、乗客にとって不快であり、顧客が重視する静粛性という重要な品質を損なう」と指摘している。