車載レーダーの受託試験サービス、短時間で性能を評価…ローデ・シュワルツが開始

車載レーダー用小型OTAチャンバーと、レーダーターゲットシミュレータや信号発生器、スペクトラム・アナライザの組み合わせ
車載レーダー用小型OTAチャンバーと、レーダーターゲットシミュレータや信号発生器、スペクトラム・アナライザの組み合わせ全 2 枚

ローデ・シュワルツは10月16日、橋本化成およびマックシステムズと協業し、橋本化成のエタック事業部みずなみ試験場(岐阜県瑞浪市)において、車載レーダーの受託試験をスタートさせたと発表した。

車載レーダーの評価には、OTAチャンバーや高周波に対応した高額な計測器が必要となるため、製品開発コストが増大するだけでなく、場合によっては評価そのものを簡易的にしか行えず、他社製品との差別化に苦労するケースが数多くある。

今回のソリューションは、車載レーダー用アンテナ・テストチャンバーR&S ATS1500Cをベースに、必要な測定項目に合わせ各種測定機器を組み合わせたものとなる。ATS1500Cは車載レーダーに最適化された可搬可能なOTAチャンバーであり、60GHz~90GHzの周波数範囲に対応している。またCATRリフレクタを備え、1.3平方メートルという小型サイズながらも間接法による遠方界のアンテナ特性を評価可能だ。


《森脇稔》

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