さいたま市は、一般国道463号(埼大通り)において、大型バスによる自動運転実証実験の一般試乗を11月4日から11月13日(土日除く)に実施すると発表した。
実証実験は、公共交通サービス水準の維持・向上を目指し、市内でも特にバス本数が多い路線で、大型バスによる自動運転レベル4実装に向けて「経営面」「技術面」「社会受容性面」の課題を抽出することが目的だ。
実証路線は、バス会社2社が共同運行(国際興業、西武バス)をしている都市部の幹線道路で、自転車交通量も多い路線となっている。いすゞ自動車やティアフォーなど、各分野の国際的メーカーの参画により、都市部における自動運転レベル4の実装に向けて、多くの知見を得ながら、全国的に横展開できるモデル事業を目指している。
使用車両は、いすゞ自動車製大型バス『エルガ』(自動運転仕様)で、車体サイズは全長11130×全幅2485×全高3130mm。定員は29人(自動運転時・着座の場合)で、最高速度は自動運転走行時40km/hとなる。車載装置にはLiDAR、ミリ波レーダー、高画質カメラ、雨滴センサー、GNSSアンテナ、IMUを搭載している。
運行ルートは北浦03系統(北浦駅西口~埼玉大学:一般国道463号(埼大通り))で、距離は約3.7kmとなる。運賃は無料で、1便につき定員は23名だ。
一般試乗の予約は10月14日から市ホームページで受付中(事前予約制・先着順)で、各便前日の17時まで予約を受け付けている。
10月27日には関係者試乗初日に出発式(式典と試乗会)を開催する予定で、さいたま市長、さいたま市議会議長、埼玉大学学長、国際興業代表取締役社長、西武バス代表取締役社長らが参列予定となっている。




