スマホ「シャオミ」のEV向け、3年間で100色のボディカラー共同開発へ…独BASF

Xiaomiの新しい自動車カラー「Buttercup Yellow」
Xiaomiの新しい自動車カラー「Buttercup Yellow」全 5 枚

ドイツBASFのコーティングス事業本部は、中国の電子機器メーカー・シャオミとの協力関係を拡大し、今後3年間で100色の自動車塗装色を共同開発する計画を発表した。

【画像】Xiaomiの新しい自動車カラー

この取り組みは、自動車のカラー設計におけるイノベーションとパーソナライゼーションを推進し、スマートモビリティのビジュアル言語を再定義することを目的としている。

2023年からシャオミの塗装におけるパートナーを務めるBASFコーティングスは、このプロジェクトで重要な役割を果たす。新色の第一弾では、研究開発から量産まで全工程に関与し、eコート、プライマー、ベースコート、クリアコートまでの全塗装工程におけるソリューションを提供した。

開発された新色には「Velocity Red」「Dawn Pink(艶消しカラー)」「Nightfall Rose」「Buttercup Yellow」、そしてBASFの二層クリアコート技術を用いてクリスタルのような仕上がりをもたらす「Amethyst Purple」が含まれる。

「Velocity Red」はBASFコーティングスによるカスタマイズされた赤色のクリアコートで、色彩の鮮やかさが20%向上している。「Dawn Pink」は艶消しクリアコートによる彫刻的で霧のような質感を実現。「Nightfall Rose」はアルミニウムとパール顔料による暖色と寒色のコントラストで、色が変化する美しさを演出する。

「Buttercup Yellow」は三重の顔料層による高い彩度を特徴とし、「Amethyst Purple」はProGloss 2KとProGloss Plus 2Kの二層クリアコートで、光を閉じ込めて鏡のようなクリスタル効果を実現している。

BASFコーティングスは、シャオミのEV『SU7』および『YU7』モデル向けに、CathoGuard 800 eコート、SecuBlocプライマー、ColorBrite水性ベースコート、ProGlossクリアコートなどの全塗装工程におけるソリューションを提供し、洗練された外観と優れた性能を両立させている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  3. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  4. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
  5. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る